副業が解禁となる企業は増えているのですが、週に最低5時間は社外の活動ができる人、と考えると、現実的に副業を行うことが出来る人は「1日あたり残業がなし~1時間程度に自分でコントロールが出来る方で、土日にも余裕がある人材」となるはずです。
残業時間を押さえるためには、そもそも自分が主導権を持って働くことができるポジショニングを獲得することが重要となります。そのポジションにいない方は、良くも悪くも会社の本業に振り回されるため、時間的にも能力的にも、本質的には副業には向いておりません。
主導権あるポジションを得るためには、時間で換算されるものではなく、他の人が時間をかけても出来なかった課題に対する解決を、独自の知識や経験を持ってやり遂げる力が必要となります。
この記事では、会社内のポジションについてと、社外でもバリューを出せる人材についてを解説します。
①副業を堂々と行うには、代わりが効かない専門人材になろう!
繰り返しとなりますが、プロフェッショナルであるならば、残業を抑えようと思えば、自分の力でいつでもコントロールできる会社内のポジショニングを獲得する必要があります。
そのためには、会社の中で下記いずれかの位置にいなければなりません。
「自分がマネジメントレイヤーとなる」
「マネジメント不能なほど専門性の高い自分依存の業務をする役割となる」
いずれもキーポイントは、自分が業務の主導権を持てるようになる、ということです。
会社組織では、下記の三種類の人がいます。
1.単純な指標(KPI等)を追い、マネジメントが可能なルーチンワークの業務を行っている人 *プレイヤー
2.1の人をマネジメントしている人 *マネージャー
3.1の人では難しい、専門性の高い業務をプロフェッショナル意識を持って行っている人 *プロフェッショナル
弊社が副業支援の対象としているのは、主に2と3の人です。
例えばマーケティング職であれば、広告運用の基本業務を行っている人(1)、広告マーケティング施策全体を管理している人(2)、コミュニティマーケティングなど他のマーケターが出来ない専門性の高い施策を自分の裁量で行っている人(3)とイメージください。
エンジニア職であれば、目の前のコードを書いている人(1)、上長としてシステム全体を開発を見ている人(2)、画像処理技術など他メンバーが出来ない技術を有し自分しかできない開発分野がある人(3)です。
1の、ルーチンワークが多く、それを周囲に監視されている立場の方は、副業を行う余裕は本来ないはずで、会社も本業以外の活動を行うことを良しとは考えないでしょう。
しかし、2や3の立ち位置の方は、代替ができない立ち位置にいるため、ある程度の主導権を持って会社内で振る舞うことが出来ます。
副業戦略として目指すは、1のポジションから早く抜け出し、マネジメントやプロフェッショナルの立ち位置にシフトすることです。特にマネジメントやプロフェッショナルとしての専門分野が高ければ高いほと、外部の副業プロジェクトで活躍できる可能性が高くなります。
②高い専門性を持てば、社外でも価値発揮ができる
マネジメントやプロフェッショナルになれば、社内だけでなく社外でも換金可能なバリューを発揮することが出来るようになります。
例えばマネジメントの仕事をされている方は、マネジメントに必要なツール、運用方法、教育、戦略構築などを行う機会があるはずです。これは、まだマネジメント体制が出来ていない少人数の組織にとっては学び取りたい知識や経験であり、副業でこのナレッジをベンチャー企業に提供するプロジェクトが増えてきています。
今流行となっているKPI、OKRの設計や、1on1、コーチングなどの手法は、まだ小さなベンチャー企業では未整備であることが多いので、これを現職で当たり前のように行っている会社でマネジメントを行っていれば、そのノウハウが社外の副業でも活きるでしょう。
またプロフェッショナルとして独自の技術やソリューション、プロジェクト経験などがある人は、それが市場で求められているものであれば、外部でその価値を提供する副業プロジェクトがあります。
例えば最近では、カスタマーサクセスと呼ばれるサブスクリプションビジネス向けのマーケティング施策が流行になっているのですが、これを専門性を持って自社で行っていた人間は、他社の施策構築やプロジェクトでもお役に立つことが出来ます。
この他にも、潮流となる施策、技術、手法などを他の人よりも早く身につけ、業務として活用可能なレベルに磨き上げれば、そのスキルは社外でも活用できるでしょう。
③外部でも活躍できるよう、日頃の努力を怠らない
このようなマネジメントやプロフェッショナルの立ち位置に成長するためには、業務に関する日頃の情報インプットを欠かさず行い、周囲より一歩先をいく業務知識や技術の獲得や、自分なりの思考のフレームを磨くことが必要です。
日頃の能力開発例)
・新しい業務分野の書籍、スライド、海外文献などはいち早く情報収集する
・有名なフレームワークは頭に入れながら、日頃の成功体験を自分なりのフレームワーク化し、再現可能なものにする
・与えられた業務だけでなく、ゼロベースで必要な業務を考える習慣をつくる
・戦略思考やリーン・スタートアップ思考を学び、ユーザー視点であり差別化できる経験を身につける
上記のような努力を行い続け、自分なりのマネジメントやプロフェッショナル性を開発していけば、外部でも必要とされる能力や経験を得ることが出来ます。
副業戦略として、単純な業務代行ではなく、少ない時間の中で自分の専門性を生かしてバリューを発揮する、ということを意識してみてください。
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