AIに置き換わられないキャリア設計~型にはまらない高度人材を目指そう

「AIが人の仕事を奪う」といった風潮の記事や書籍を昨今多く目にするようになりました。弊社は人材領域の会社なのですが、実際の求人においても少しずつAI化の影響が出始めており、それはまだ芽というほどの小さい影響範囲なのですが、将来的には人のキャリアや会社組織の根幹を変えていくようなインパクトがあると感じています。

AIが仕事を変える「芽」というのは、仕事の現場で、AIを活用したクラウドツールによる業務のリプレイスが少しずつ事例として出始めており、人がやっていた仕事の一部が代替されている事実があることです。

これにより、その分野の仕事は人が手でやる必要はなくなりますから、その分仕事は減ります。今はまだほんの一部の業務を代替させているに過ぎないのですが、AIが代行可能な職務の範囲は少しづつ広がりを見せ、これに伴って企業内での仕事の仕方や、働く人のキャリアは変化していくことでしょう。

この記事では、AIが仕事を奪っていくことで、どのように会社組織や人のキャリアが変わっていくのか。それに備えて何をしていく必要があるのか、という点について述べたいと思います。

 

①AIが本当に仕事を奪う

AIが仕事を奪うと言うと、絵空事のように感じる人も多いと思いますが、実際の仕事の現場では少しずつその事例が出始めています。

例えば、会計の分野では「会計クラウドfreee」が経理における仕分け業務の自動化を行っています。銀行口座を登録しておけば、自動的に口座の数値を読み取り、それを仕分けし、決算書に落とし込む業務までをAIが行います。これは本来、人が人力で入力して行っていたものですから、その業務を大きく代替しているといえます。

また法律の分野では、「AI-CON」と呼ばれるAIによる契約書チェックサービスも生まれました。これは、日々会社内でやり取りされる、例えば業務委託の契約書やNDAなど、契約書の内容をアップロードすれば自動でAIが読み取り、契約書の不利な条項や不備を検知し、改善点を提案してくれるツールです。

これもこれまでは法務知見のある方が目視で契約書をチェックしていたものですから、それをAIが置き換えたと言えます。

このように、データさえ貯めておけばAIが自動で判別し、業務のアウトプットを出すツールは増えてきています。経理の仕分け業務や法務の契約書チェック業務といった、業務の部分的な範囲はどんどんAI系のツールが仕事を代替していくことでしょう。

年々AIの精度は高まっていますから、業務のアウトプットや、代替できる仕事の範囲はますます広がっていくと考えられます。

そして、AIのコストとアウトプットが、人が行うことに比べてパフォーマンスが良い分野は一気にAI化が進んでいくでしょう。例えばゴールドマン・サックス証券では、500人在籍していた金融トレーダーを大量に解雇し、現在残ってる生身の従業員はだったの3名です。

ゴールドマン・サックス証券のトレーダーといえば、高給職でブランドもあるポジションですが、高給だろうがブランド企業であろうが容赦なくAIが仕事を置き換えた、というニュースは衝撃的なもので、日本においても有名で人気のある会社のポジションでも同じ憂き目を見る可能性は0とは言い難いでしょう。

 

②AIで会社組織も変化する

AIがパフォーマンスを発揮する分野が広がるほど、会社内の組織も変化していくことでしょう。AIの業務範囲が広がれば、その分組織の人数は少なくて済むので、大きな組織は不要となっていきます。

例えばインターネットマーケティングの分野では、Googleは自社の広告サービスのAI化を強化しています。Googleの広告出稿機能で自動化されている範囲は、広告単価調整や配信先設定など広がっていますから、人の操作負担は減っていくと予想されます。

人の負担が減るほど、そこに人材を充てる必要はなくなりますから、その分コンパクトな人数でアウトプットを出せるようになります。

会社組織においてキャッシュフローを悪化させる要因の一つは、昔から人件費と言われていました。人件費は必ずかかる固定費のため、会社成長に必要な費用でありながら負担感が強い費用であることは会社経営の観点では否めません。

仮にこの費用がAIによって節約が出来るとすれば、その置き換えは進んでいくでしょう。現在、AIを活用したクラウドツールはサブスクリプション(定額)ビジネスのため、大変安価な費用で利用が出来るようになっています。

先ほどご紹介した会計freeeは月額1,000~2,000円、契約書チェックAI-CONは月額1万円程度の費用負担で導入可能です。アルバイトを採用するよりも安い費用で使えるツールは増えていますので、AIツールの投資額は増えていくものだと思います。

そうすると、会社内に残る仕事は下記の3つとなります。

 1. AIに完全に代替できる、単純で規則性がある業務

 2. AIに代替させられるが、一部人のチェックが必要な業務

 3. AIが全く代替できないような複雑な業務

そして、正社員が行わなければならない業務は、③に近づいていくことでしょう。

しかしそうなると会社組織の中で矛盾が生まれます。というのも、もともと会社組織は人の業務を平準化する仕組みです。業務を職能ごとに部署化し、同じ仕事を外の人でも出来るように教育やマネジメントをするものです。

しかし、業務が標準化されるということは、すなわちパターン化できるとも言え、そしてパターン化が出来る業務はAIが代替することが得意な分野と言えます。

そのため、会社を拡大化させ細かく分けるほど、実は業務として代替がされやすく、人が必要なくなる可能性も高くなるという矛盾を孕んでいるのです。

今後の会社組織はその矛盾を解消するため、業務の一部をAIに代替しながらも、人の業務はより複雑化・専門化を進めていくことで緩やかに変化していくと考えられます。

弊社のサービス「モアプロジェクト」はその時代を見据えて、人が将来やっていくであろう複雑ではじめて取り組むようなプロジェクト業務を、会社が抱え込まない外部の副業人材を活用して行うものです。

人の業務が複雑化・専門化されるということは、その分マネジメントや評価が出来なくなりますから、会社でそもそも専門性が高い人材を囲い込むこと自体が難しくなり、プロフェッショナルな人材は「複業」として複数の企業で仕事を行うようになるでしょう。

 

③AI時代におけるキャリア形成とは

業務のAI化が進むにつれて、他の人が行っている業務と同じような仕事になればなるほど、システムに代替されやすくなります。

そのため、キャリアの選択肢としては、AIに代替されないような高度な専門性を深く持つような分野か、広い職能範囲を横断的に身に着ける分野が戦略的です。縦のキャリアと横のキャリアと呼ぶのでしょうか。

例えば前者では、今の求人分野において有効求人倍率が高い職能として、WEB系のエンジニアや戦略コンサルタントがあります。エンジニアが書くコードや、コンサルタントが描く戦略は、複雑なインプットや思考が絡んだ、単純化しづらいアウトプットです。そのような業務を高い専門性で磨いていくようなキャリアは一つの選択肢でしょう。

また後者としては、グロースハッカーやカスタマーサクセスといった新興の職種が人気が出始めています。

グロースハッカーはエンジニアリング、マーケティング、データ分析を混ぜたような職種で、技術的知見やデータを活かしながら製品の集客や活性化を高めるものです。これも職能横断という点ではAIが代替しづらいでしょう。

カスタマーサクセスもグロースハッカーと似通っており、サービスの継続率を高めるためにマーケティング、システム、営業などを絡めた施策を設計する仕事です。

リクルートで様々な新規事業を手がけた藤原和博さん「100万人に1人」の存在になりなさいと自身の著者や講演で語っています。ある分野で100人に1人の希少性を確保することを3つ行って、独自のポジショニングで仕事が出来るようにすることが稼ぐ大人であると述べています。

同じく堀江貴文さんも、キャリア論として今の時代を生き残るには、自分の得意分野を3つ探し、それらを掛け合わせたレア人材となって世を渡ることを主張されています。

型にはまらない、高度でレアな人材になる。これが今後のキャリア戦略で、敷かれたレールを歩くのではなく、自分でレールを敷いていくようなキャリアが正しい時代です。

いまシリコンバレーでもっとも注目される投資家であるピーター・ティールさんも、競争ではなく「独占」というメッセージを自身の著書「Zero to One」で語っています。

そして弊社は、そのように差別化されたキャリアを持っているような高度な人材を、スポットでベンチャー企業の副業プロジェクトに参画していただくサービスを展開しています。今後、深い専門性や広い職能知見を持った人材の活躍は増えることが想定され、プロフェッショナルな人材が副業・複業として会社や製品、組織のグロースに関わっていく機会を増やしたいという思いから、このサービスを作りました。

すでに自分はプロフェッショナルとして自信のあるキャリアを築けている、という方はぜひチャレンジしていただきたいと思います。

 

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