脱社畜と言わず「会社で修行」しよう~サロンビジネスに騙されてはいけない

今、イケダハヤトさんとはあちゅうさんと共同で「脱社畜」サロンを運営している正田圭さんのプロフィールが虚偽のものではないか、という指摘をえらいてんちょうさん(「しょぼい起業で生きていく」の著者)が行ったことで炎上しています。

弊社が問題があると思ったのは、プロフィールよりこのサロンの内容です。人材業界の市場感覚からすれば、独立をすることを「脱社畜」と呼ぶことにひどい表現だと思っています。

一般的に、日本企業の会社の信用は個人の信用を遥かに超えたものです。ですから、今に日本の環境では、まず会社員として就職し、スキルを磨くとともに案件の事例を作っていくことで信用を強化していく進路のほうが、返って独立の近道になると弊社は考えています。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているの書籍の著者であるふろむださんは、これに関し次のようなブログを記載しています。

まとめますと、下記のような内容です。

・会社をやめて自由に生きるということは、自分で商売をするということだ

・そのためには、普通にビジネス書を読んでビジネス知見を学んだほうが良い

・サロンコンテンツの内容はパッケージとしてただ高く売りつけているだけ

・そもそも独立が楽しいは勘違いである

・社畜と卑下してるのは単に自分の実力がないだけで、成果が出ていれば自由度が増し、独立起業も考えられるようになる

 

これに関して大変同感で、サロンビジネスで説明されている内容を見ましたが、大概はビジネス書に書いているような内容を薄くキャッチーに切り取っただけであり、この内容で厳しいビジネスの市場で勝ち残っていけるイメージは湧きませんでした。

また、弊社にも多くご登録を頂いているのですが、現職で十分に成果が出ている方は転職や独立のチャンスもある実力者で、会社員であること自体に悪口を言うような方は1人もいません。

若い方が変に感化されて、内容がなくビジネスの市場感覚からずれたコンテンツを消費してしまっていることに、多少の不安を覚えました。

そこでこの記事では、脱社畜と言わず会社社会でしっかりと実力をつけて、正攻法でプロフェッショナルで独立に足る人材に成長していくキャリア進路について、説明をしたいと思います。

 

①本物のビジネス書を読み、会社で修行しよう

ふろむださんがおっしゃる通り、ビジネス書を探せば日々の業務に活きる専門性の高い書籍はたくさん出版されています。

例えば営業の本であれば、営業マンとして優秀だといわれているリクルート出身者、それも役員や部長クラスといった伝説的なビジネスマンが出した営業ノウハウ本はたくさんあります。

マーケティングでも、会社のCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)と呼ばれるマーケティングのトップの方が書かれたマーケティング本が増えています。Google出身の方が書かれたインターネットマーケティングの本や、有名通販サイトのデジタルマーケティングの本など具体的な手法が書かれた本もあります。

このように、いろいろな職能でプロフェッショナルと呼ばれる方々が書かれたビジネス書はたくさんありますので、まず自分がついた業界や職能について、一流の書籍に多く触れることを知識のインプットとして行ったほうが良いでしょう。

学術的な分野では、有名大学のMBA講座を担当しているような先生のビジネス書も出ていますし、ビジネスの分野では経営者、専門家、投資家などで著名な方の本がたくさん出版されています。

優れた方の書籍から情報をインプットしながら、会社員としてその知識を実践し、仕事で大きなアウトプットを出すということから始めたほうが良いでしょう。

筆者のエピソードとしましては、ボストンコンサルティンググループに日本人初の社員として採用され、ミスミの企業再生で有名な三枝匡さんの「戦略プロフェッショナル」という本を咀嚼ができるまで10回以上読み直し、書籍の中で描かれていた戦略スキームを自社で応用した場合にどのように再現できるか考え、自社の事業戦略構築に貢献できた成功体験があります。

また、新規事業の開発時にジェフリー・ムーアさんが著した「キャズム 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論」を読み込み、製品のステージと現状の主顧客を鑑みながらプロダクトのマーケティングを考え、市場開拓に成功した経験もあります。

これらの成功経験は、良質な書籍の情報なしには出来なかったことだと思いました。

まずは小さい分野でも構いませんので、良質なビジネス書籍でインプットする→アウトプットとして仕事で結果を出す、というサイクルを回す習慣をつけて欲しいと考えています。

これを繰り返していけば、会社で出せる結果も大きくなり、会社という場を通じた修行としてどんどん自分を成長させることが出来るはずです。

 

②会社をコントロール出来る人になろう

はじめは、会社員生活には上司がいて、その上司の指示のままに働く、というスタイルから始まりますが、先ほど記載した、良質な情報をインプットして仕事で大きなアウトプットを出していく、ということを繰り返していけば、上司に指示をされなくても仕事で結果を出せる人材に成長することが出来ます。

上司より仕事の専門知識は詳しく、アウトプットとしても十分に会社に貢献した実績があれば、その分自分の仕事のフィールドは広がり、細かなマネジメントをされることもなくなっていくのです。

こうなれば、逆に自分が会社をコントロールすることも可能となってきます。

例えば極端な話、マーケティングに関して会社の誰よりも詳しく結果を出せる、それこそ部長や社長よりも全然そのスキルや経験に長けているのであれば、該当分野のマーケティングに関しては自分が主導権を持ってコントロールすることが出来ます。

もっと言えば、現状の自社の課題や市場の環境を客観的に分析し、それに対し必要なアクションを誰にも言われることなく思いついて、会社の成長に繋がるアウトプットを起こすことだって出来るようになります。

そうなれば、実質的に脱社畜です。会社員でありながら自由や主導権がある状態で、プロフェッショナルな人材として会社内で振る舞うことも出来ますし、また弊社のような副業マッチングサービスを活用し、他社の副業プロジェクトに個人として参加し報酬を得ることも出来ます。

脱社畜と言うのであれば、まず目指すべきはこのステージに立つことで、会社員を卑下することはただの逃げなのです。

会社員であるかどうか限らず、お金を得ていくには市場競争の中で勝ち残っていかなればいけません。そしてその勝つ力を訓練するには会社員は決して悪くない選択肢で、会社員としてのビジネスを極めていくことが返って独立に繋がる近道だと思います。

 

③会社の次は「市場」で評価されるプロフェッショナルになろう

会社員として結果を出していけば、会社の中では一目置かせるようになり、一定の地位に立ったり、個人としてメディアに掲載されるようになるでしょう。

しかし、その次は、会社という看板を外したときに、自分が市場で評価されるのか。個人として取引が出来るのか、というステージとなります。

弊社の副業サービスは主に、この個人として自社を超えて他社に対しても貢献ができるプロフェッショナルな人材に対して主提供しているのですが、ここまで来るのには生半可な努力では難しいです。

まず、会社の中では特定分野であれば自分がトップクラスであると自負できるほどの知識や経験が必要となり、そのためには当然努力をしなければなりません。

実はそのような方はSNS更新の頻度が少ない方も多くSNSに投稿する時間があるなら仕事の情報収集やアウトプットに時間を使いたい、という考えがあるからだとお話を聞きました。本質的には、ビジネス上でソーシャルメディアを活用する必要性がない仕事をしている場合は、「SNSの更新は減っていく」のがビジネスマンとして正しいです。

サロンビジネスで違和感を覚えたのは、SNSのアウトプット口として、例えば個人事業としての自分を売り込むだとか、自分が作ったアクセサリーをBASEで販売するなどのマネタイズの口がない状態で、ただ騙すようにSNSの更新を促した結果、単に疲弊させてしまっているだけな人がいらっしゃったことです。

SNSを更新して宣伝をするべき方は、自分の商品に自信があってそれを紹介したい方がコンテンツマーケティングとして行うべきで、そうでないのであれば無闇に更新する必要はないのではと思います。

 

市場は厳しいですが、正しい努力をしていけば評価されて、個人としても食べていける選択肢だって得られるものだと思います。

しかし、その「厳しさ」や「正しい努力」をうやむやにして、若い方のキャリアに悪影響を与えるのはどうかと思うのです。

まずは会社内で評価される人材を目指して、個人の信用力を高めた後に、副業や独立で他社からも市場からも評価されるようになる、という正攻法から逃げないで頂きたいです。

そして、正しい努力で成長中の企業や日本社会を救うプロフェッショナルに育ってほしいと心から願っています。

 

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