一流PRマンのベンチャー・スタートアップ広報PR戦略とテクニック① | ベンチャー企業の副業・複業探しはモアプロジェクト

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先日、広報PR部主催、『広報のお悩み相談室』『最強のPRイノベーターが教える 新しい広報の教科書』著者である栗田朋一氏のベンチャー企業のPRに関するセミナーを聞きました
栗田さんは元々はぐるなびのPR責任者を務めていた方で、現在はPRアカデミーというPR人材の育成や評価、交流のコミュニティを運営しています。

pr-academy.jp



お話を聞いて、プロと呼ぶべき本物のPRマンは、ここまで細かい部分に気を使って、こんなに試行錯誤を繰り返しているのかと、PRの深みや真髄に触れられた気がして、栗田さんのファンになりました。

本記事では、セミナーの内容を展開しながら、ベンチャー・スタートアップのPR活動のやり方・方法・ノウハウ・戦略といったものを共有します。

◾︎栗田朋一さん並びにPRアカデミーの解説
まず、PRアカデミーの解説です。栗田さんが行なっていることは、下記の3点です。
①月1での広報スキルアップ勉強会
②マスコミ広報交流会 ※なんと月10回開催
③会員用Facebookページでの交流

印象に残ったのは、「PR会社は潰れてしまうところが出来てもいい。嫌な営業をされた、迷惑だという記者の声は多い。1広報担当がしっかりPR会社が本当に行うべき広報施策が出来るようになるべきだ」と、明確な理由や理念を持たれていた言葉でした。
現在は85社、140名参加程度のご参加のようで、今後は地方にも展開予定です。


◾︎BtoB企業の広報PR成功の秘訣は?
栗田さんはBtoBの成功例としてリンクアンドモチベーションをあげています。
リンクアンドモチベーションは、去年に、新卒3年目の営業出身女の子が広報担当になりました。
はじめに課された目標は、記者発表会の成功。見よう見まねで取材案内、メディアリストを作り、送ったが返事なく、、といったところで栗田さんに相談しました。

栗田さんが提案したのは、TOPPINGと呼ぶ栗田さん独自のフレームワークによる取材案内の見直しです。(このTOPPINGフレームワークが大変勉強になりました。)
プレスリリースのビフォーアフターも拝見させて頂いたのですが、元のリリースは白黒でいかにもWEBのテンプレートをそのまま使いました…といったもの。

アフターの改善後は、色使いや写真使いが適度に鮮やかで、レイアウトの構成、太字の使い方、そして何よりTOPPINGに基づいた漏れのない説明がなされ、劇的に良くなっています。
このリンクアンドモチベーションのPR施策は、結果的に48名の返事がきて、NHKやフジテレビといったマスメディアもいらっしゃったようです。広報歴1か月にしての快挙です。


◾︎TOPPINGフレームワーク
このフレームワークは、広報の際に押さえておきたい7つの要素を漏れなく触れられるもので、プレスリリースの作成で参考になります。
①トレンド
②オリジナル
③パブリック
④パーソン
⑤インバース
⑥ナンバー
⑦ゴーイングフォワード


【トレンド】時流や世相、季節性を押さえているか
例)令和、猛暑、21卒、老後2.000万
これがないとメディアはほぼ取り上げてくれない

【オリジナル】独自、差別化、初の・・・
例)業界初、大手とは一線を画した、国内唯一 
オリジナルなものはやはり記者の目を引く

【パブリック】公共や社会、地域・・・
例)障害者雇用、地方の商店街
社会問題ワードがあると、その文脈に紐づけて報道がしやすくなる

【パーソン】人物、社員、キーマン・・・
例)スーパー社員、掃除する社長、ロボット
人物を前面に押し出すもので、人を軸に取り上げやすくなる

【インバース】逆説、意外性、矛盾・・・
例)女性向けなのに男性が、70代のキラキラ、喋らない英会話
矛盾や逆説はそれ自体面白いもの。「ギャップ」はメディアが喜ぶネタ

【ナンバー】数字、データ、統計
例)1年で10万ユーザー、日本一の
日経や、経済部署でほぼ必須

【ゴーイングフォワード】今後こうなる

例)タクシーが大淘汰

世の中をどうしたいか、なんでやっているか。今後の世の中予測を述べる。

これは正解ではなく独断と偏見でもいいようで、「こんな風に変えたい」、「こんな思いがある」と未来や思いを語ることが、社会やメディアの期待感を醸成する。

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栗田さんは「TOPPING」の内容を全てプレスリリースに入れておくと、面白いストーリーになると。PRアカデミーでは、トッピングシートに入れて広報企画を書くことを何度も練習し、添削をすることもされています。


◾︎人が切り口となる広報PRについて
人が切り口となる場合は、やはり社長などトップが中心。
(もしくはちょっと変わった面白い人、事業責任者、女性役員などでも良いようです)
何も持たずに行っても伝わらないので、メディア受けする社長のプロフィール資料は作るべきだと話していました。

また、少し笑い話にもなったのですが「必ず記者の人は、どんなどん底経験したかを聞く」。
実はこれは、社長は苦労を苦労と思ってないため出てこない人の方が多いらしく、記者はそれをお酒の席に誘ったりしてでも何とか苦労や挫折、どん底を聞いたりしているようです。
そのため、どん底の要素も資料に入れるべきでしょう。
BtoBの企業は人、制度、導入先やユーザーくらいしか出すオプションがないため、特に人のPRは出来るようにしましょうと語っていました。


◾︎キャンペーンを広げるPR戦略について
キャンペーンについて、栗田さんは「自社の販促目的がほとんどだからメディアは取り上げにくい」とのこと。
そのため、キャンペーンを「世の中ごと」と絡めるといいと話します。
例えば、消費税増税、軽減税率〜といった社会ワード入れたりする。いま世の中一色で染まる話題にあえてのることが大事だと。
これは、こじつけでもいいから持ってくることも栗田さんはよくやるらしく、「いま世の中でこんなこと流行ってるけど、ぐるなびで絡めてやってたりしますか?」と記者によく聞かれたりしています。
「半沢直樹流行ってるけど…それに絡めて何かやってない?」と記者に言われたこともありました
そのときは、『ぐるなび倍返しキャンペーン』という店舗販促キャンペーンを実施したらしく、ぐるなびのエンジニアや営業の現場仕事をぜんぶキャンセルしてもらい、このキャンペーン施策にリソースを回したようです。(巻き込み力がすごいです)

 

次回の記事では、続きの「一流PRマンのベンチャー・スタートアップ広報PR戦略とテクニック②」を掲載する予定です。

 

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