ベンチャー企業にビジネス職がフリーランスで関わる方法(営業、マーケ、広報、企画、財務、人事…案件まとめ)

ビジネス職のフリーランス案件とは?

一般的にベンチャー企業のフリーランス案件は、エンジニア・デザイナーの領域の印象が強くありましたが、モアプロジェクトでは主にビジネス職のフリーランス案件を扱うことが増えてまいりました。

そこで、ビジネス職、例えば、営業やマーケター、広報担当、営業企画・経営企画、財務、人事といった職能のフリーランスが、実態としてどのような能力を有し、どんなケースでベンチャー案件をフリーランスや業務委託として受けているかを共有します。

フリーランスとして独立したばかりの方や、業務委託として副業・複業を探している方などはご参考ください。

 

ベンチャー企業を理解する

まず、ベンチャー企業が採用をする意味を説明します。一言で言えば、ベンチャー企業を次のラウンドに向けて成長させることが、ベンチャー企業の採用の理由です。

ベンチャーの事業フェーズ、投資ラウンドは、シード、アーリー、ミドル、レイターに分けられます。

シードでは、事業の立ち上がり。

ミドルでは、営業、サービス、マーケなどの職能の立ち上がり。

ミドルでは、マネジメント機能の強化や、上場に向けてのガバナンス強化。

レイターは、上場に向けた取り組みや、上場後の海外・新規事業・マスマーケなどの取り組みで、外部人材を登用することがあります。

 

どのフェーズのベンチャー企業と取引するか?

フリーランスとして案件を受ける場合は、自分がどのフェーズのベンチャー企業に強いのか、把握した状態でスキルを売り込むのが望ましいです。

例えば、シードで求められる能力と、アーリーで求められる能力は全く別物です。

また、企業サイドとしても、支払える資金体力がフェーズによって変わってきます。

初期のベンチャー企業であるほど、会社としては潤沢に報酬を払うことは出来ませんが、経営者が直接決済を下せるので、柔軟な取引が可能です。

後期のベンチャー企業は、組織がある程度の官僚制となっており、各々の部署の中の決済となるため、会社としては潤沢に資金がありながら、個々人の決済可能な予算の中で、ある程度限定された取引となるでしょう。

弊社の取引が多いのは、シード期を乗り越えたアーリーフェーズの企業。資金調達3〜5億円、バリュエーション30億円、売上2〜3億、従業員30名〜程度の、将来有望なベンチャー企業が多いです。

この規模であれば、経営者が人事決済をスピーディに行うことができ、それなりの資金力を持って人材の登用が可能です。

かつ、正社員で採用できる人材のレベル感は、一流のメガベンチャーに比べれば少し下がってしまうため、現場の若いメンバークラスを育成しなければなりません。

ベンチャー経営者の高いビジョンや事業計画に対して、組織の個々のメンバーのレベル感が追いついてこなくなるフェーズが来るタイミングが、外部のフリーランスが入り込むべき時期だと、弊社は考えています。

 

職種別、ベンチャー企業のフリーランス案件事例

下記に職能別の事例をお伝えします。

〈営業職のフリーランス案件〉

営業職では、業界やプロダクトが近い経験を深く有しており、業界内の人脈や顧客のインサイトを理解し、実際の商談や、顧客課題のプロダクト反映などに力強く協力出来る方が、フリーランス営業として活躍しています。

saasの商品として、◯◯tech、例えばHRやprop、Ed、fashion、foodなどがありますが、そのような商品を市場に広めていくにあたって、該当市場を長らく見ており、その商流や顧客について知り尽くしている方は、営業フリーランスとして人気が高いです。

若いメンバーの営業の同行や、社としての営業戦略の策定、トークスクリプトや販促資料の設計、営業管理手法などは、業界経験者を外部の人材としてベンチャーに加えると、パフォーマンスが上がる傾向にあります。

 

〈マーケティング職のフリーランス案件〉

マーケティング職では、既に現場の社員や代理店などで、なんらかの形でマーケティングを実施しているケースがほとんどですので、シンプルに、それを上回るパフォーマンスが出せる方はフリーランスとしても重宝されています。

既に多くのベンチャー企業では、最低限のデジタル広告の出稿(リスティング、GDN、YDN、インフィードなど)は実施されていますので、それらの媒体の最新の情報を把握して、他社に先駆けた広告配信設定・クリエイティブ設計ができる方や、まだ他のマーケターがキャッチアップしていない新興の媒体(TVCM、タクシー、駅内、デジタルサイネージ、ホテル、美容院、航空など)を理解している方が重宝されます。

ネット広告の運用がただ出来るだけでは、既に競争過多の状態になっており、手駒としてただ運用するのではなく、事業計画から独自で適切な媒体アロケーションを考え、予算の中で最高のパフォーマンスを出せるかが、案件を取れるかどうかの鍵と見ています。

 

〈広報職のフリーランス案件〉

広報職では、まだまだベンチャー企業側の広報力が弱い会社が多いため、基本的な作法を知っていて、メディアリストを持ってどんどん動いてくれるだけでも有難いという会社が多いです。

ただ、最近の相談で多いのは、採用広報です。営業やマーケティングで再現性を持って事業計画が達成できている会社は、事業広報をする必要がそもそもないケースもあり、ただ会社についてメディアに掲載させる取り組みではニーズがないこともあります。

採用広報は、通常の採用活動では有効求人倍率が高い・採用競合が強いなどで、人材獲得に困っている会社の1つの解決策として頼られます。

職種としては、主にエンジニア、次に若手ポテンシャル人材です。最近はリファラル採用が普及し、wantedlyの機能でも採用イベント機能が強化されましたが、採用にまつわるイベントやコンテンツを上手く設計し、どう社外にアピールしていくか、は求められることが増え、広報職と人事職を兼務する方が増えています。

 

〈企画職のフリーランス案件〉

企画職は、シリーズBを超えるあたりから、次の資金調達に向けて事業戦略やエクイティストーリーの設計、PLやKPIの予実管理、パイプライン管理、購買・調達の最適化などを図るニーズがあり、そのタイミングでニーズが発生します。

経営企画の人材は、事業会社・金融機関・コンサルティング会社に候補いるため、採用年収が高騰する傾向にあり、それに対して現場の業務量が週2〜3で済むこともあるため、正社員採用に悩むベンチャー企業が多い職種です。

そのため、様子見として業務委託を月20〜30万円から採用し、商品や営業マン、仕入れなどが複雑になったタイミングで企画人材を正社員採用するというケースを見ました。

私自身も元々メガベンチャーに在籍していましたが、いわゆる経営企画・営業企画人材が入社したのは300人規模から。チーム・部署として組織化されたのは従業員1000人規模からと記憶しています。

 

〈財務職のフリーランス案件〉

財務職は、エクイティ・デッドでの資金調達や、M&Aの実施といったスポットのタイミングでベンチャー企業のニーズが多いです。

資金調達に自身のあるCFO経験者の中では、フリーランスとして初期0円で資金調達を手伝い、調達成功時に成功報酬5%〜といった契約を結んでいる方もいます。

財務が本当に強い人材は年収1.000万円を優に超えるため、必要なときだけ外部に依頼するというオプションは理解が出来ます。

正社員としてワークしているケースは、例えばFINC technologyのように、財務戦略を経営として積極的に行い、複雑な優先株の設計な信託SOなど、先端的な財務を果敢に取り組む場合でしょう。

また、フェーズとしてはシリーズCあたりから、VC等からCFOの紹介を受け、取締役に入れることが一般的ですので、シードからシリーズBあたりまでのスポットニーズ、というのが財務のフリーランス需要と認識しています。

 

〈人事職のフリーランス案件〉

人事職は、フリーランスとして求められるのは採用戦略・実行周りが多いです。優秀な人材の中途採用は、ベンチャーを成長させる軸の一つですので、再現性を持って求人媒体やエージェントを運用し、事業計画に沿って人員計画を埋めていくような方が求められています。

そのため、時おりベンチャーの面接においては、人事フリーランスの方が同席しているケースが最近は増えてきました。

また、採用領域ではHERPがスクラム採用という概念を掲げていますが、社員にいかに採用に動いてもらうか、いわゆるリファラル採用の取り組みを促進するベンチャーが増えてきました。

特に採用単価(=年収)が高い人材を採用する企業ほど、エージェントフィーを節約するためにスカウト媒体やリファラル採用に取り組むケースが増えています。

ですのでフリーランスとして関わる方も、スカウト媒体(例えばビズリーチやLAPRASなど)を上手く運用し、リファラルのための採用体制を社内のキーパーソンと交渉しながら設計・運用できるような能力を有した方が活躍しています。

 

ベンチャーの高い成長意欲に、プロフェッショナル性で応える

以上、ベンチャーでフリーランスとして求められている要件やケースなどを述べました。

所感として、そこまで甘いものではなく、各職能のプロフェッショナルとして、ベンチャー企業の事業計画に対し、パフォームできる人が業務委託で案件を担っているなという印象がありました。

それが出来るようになるには、有名企業・成長企業などでの十分な経験・実績が必要です。

ビジネス職でフリーランスを目指す方はぜひレベル感の参考にしてみてください。

また、既に十分な実力を持ってフリーランスとして案件を探している方は、弊社のモアプロジェクトで案件をご紹介できるかもしれませんので、ぜひご登録のうえご連絡ください。

 

弊社モアプロジェクトの登録者について

現状の弊社の登録者は、営業は例えばAI領域の専門家(元Watsonの営業統括)やマーケであれば有名企業のCMOやWEBマーケティング書籍の執筆者、広報はメガベンチャーの元広報責任者、企画や財務は外資系金融機関や外資系ないし大手事業会社の企画経験者、人事はベンチャー企業の採用立ち上げ経験者といったレベル感の方がいらっしゃいます。

専門性の高い方々との交流を深めたい方、このような方々に業務依頼や取材をしたい方、などもぜひご連絡をください。

 

■ベンチャー企業に副業として参画したい方へ

自身の能力を活用し、ベンチャー企業を救いたい、と思う方は、モアプロジェクトに登録してみませんか?

この記事を最後まで読み込んだ方であれば、挑戦してみてほしいです。

主にシリーズB~プレIPOの、成長中の魅力的な企業様のみと取引をしておりまして、そのような企業様の課題解決をお手伝い頂きたいです。ご興味がある方はご登録ください。

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